PDFTKのGUIフロントエンドを探したのですが、好みのものが見つからなかったので作ってみました。
GUI for PDFTK 0.9.0.0 ダウンロード
(同梱のヘルプは古いかもしれません。)
スクリーンショット
インターフェイスが日本語なだけで、pdftk.exeを日本語対応にしたわけではありません。
よって保存ファイルのパス名に日本語が含まれていると失敗します。(入力ファイルとしては可能)
おおざっぱに言うと、デスクトップなどには保存できないということです。
インストール
インストーラを実行してください。
.NET Framework 3.5 以上が必要です。(2.0でも動くかも)
アンインストール
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からアンインストールしてください。
レジストリは使用していません。
これはなに?
pdftkをマウス操作で実行するためのフロントエンドです。
pdftkはPDFファイルの結合や分割を行う素晴らしいソフトですが、コマンドラインから使用するため、不慣れな人には敷居の高いものとなっています。
GUI for PDFTK を使うことで、ドラッグ&ドロップによる入力ファイルの指定、名前を付けて保存ダイアログボックスの使用などが可能になり、一般的なWindows アプリケーションであるかのようにpdftkが使えるようになります。
できること
GUI for PDFTK にできることは、すなわちpdftkにできることにほかなりません。
しかしながら作者の力量不足により、本来pdftkにできることができなかったりするかもしれません。
特に、結合などの操作と暗号化の併用は未実装の部分が残っています。
暗号化を要する場合は、暗号化のみ行うようにしてください。
(「分割しながら暗号化」だけは(後が面倒すぎるので、取りあえず)実装済みです。)
できないこと
pdftkにできないことはGUI for PDFTK を使ってもできません。
たとえば、PDFを閲覧しながら不要なページを削除する、などは別のソフトをあたってください。
基本的な使い方
複数ファイルを結合して1つのPDFにする場合、
1.左パネルにPDFファイルをドロップします。
2.右上のボタンを押して、保存するPDFの名前を決めます。
3.右下の「保存」ボタンを押せばできあがり。
ページの削除
a.pdfの13ページを取り除く場合、
a.pdfの1~12ページと、a.pdfの14~endページを結合します。
(ページ番号にendを指定すると最終ページを表します。)
1ページずつ別々のファイルに分ける
複数のページからなるa.pdfを1ページずつ別々のファイルに分割する場合、
左パネルにPDFファイルを1つ登録した状態で「分割」ボタンを押します。
出力ファイル名はpg_%04d.pdfなどと指定します。
この場合、pg_0001.pdf、pg_0002.pdf、...が作成されます。
printfのフォーマット指定子と同じ書式が使えます。
PDFにファイルを添付する/添付されたファイルを取り出す
e-メールにファイルを添付するように、PDFにもファイルを添付することができます。
左パネルの1番上が添付されるPDFファイル、2行目以下が添付するファイルです。
添付はドキュメント全体に対して行われますが、特定のページに対して添付することもできます。
その場合は1行目のPDFファイルのページ設定を、添付したいページにします。
開始ページと終了ページに同じ数を入力すると、そのページにファイルが添付されます。
添付されたファイルは「取出」ボタンで分離できます。
この場合、保存先として指定したパスのファイル名部分は無効になり、フォルダ以下に添付ファイルがばらまかれます。
ページの回転
特定のページだけを回転させたい場合は、ページの削除の時のように、行を分けて記述します。
たとえばa.pdfの3ページ目だけを90度回転させたい場合は、
a.pdfの1~2ページ、
a.pdfの3ページを90度回転、
a.pdfの4~endページ
の順に登録して結合します。
保存先
保存ファイル名を指定しないとoutput.pdfが指定されたものとして動作します。
入力ファイル名と同じ名前で保存することはできません(入力ファイルの上書き不可)。
暗号化/復号化
パスワードには権限パスワードとユーザーパスワードがあります。
ユーザーパスワードは、ファイルを開くときに入力するパスワードです。
ユーザーパスワードを知らないと、ファイルを開くことができません。
PDFファイルにパーミッションが設定されている場合、PDFを開いたユーザーは、許可された操作しか行うことができません。
たとえば、低解像度の印刷は許可されているが、高解像度の印刷はできない、などです。
権限パスワードは、これらのパーミッションを変更するときに使うパスワードです。
よって権限パスワードとユーザーパスワードが同一だと、ユーザーパスワードは意味を為さなくなります。
(ファイルを開くときにパスワードを求められるものの、そのパスワードで権限も取得できてしまうので)
権限パスワードがなく、ユーザーパスワードだけが設定されていた場合の動作は、PDFビューアーによって異なるようです。
Adobe Reader 9 では権限パスワードがない=すべての権限にアクセスできる、となり、パーミッションの設定は無効になります。
他のPDFビューアーの中には、権限パスワードがない=有効なパーミッションがない=すべて許可しない、となるものがあります。
PDFの仕様としてどちらが正しいのかは知りませんが、Adobe Reader 9 で無効になることを考えると、(パーミッションの設定が必要なら)権限パスワードも設定したほうが良いようです。
背景/スタンプ
1つのPDFに、他のPDFを背景として埋め込むことができます。
背景として使われるのは1ページ目だけで、2ページ目以降は無視されます。
1行目に背景を埋め込むPDF、2行目に背景となるPDFを登録します。
1行目のPDFのすべてのページに、2行目のPDFの1ページ目が背景として重なります。
スタンプは、背景と似ていますが、前面に重ねられる点が異なります。
ページの順番を逆にする
逆順にするにはend-1とページ指定します。
同様に3-1とすれば、3,2,1ページの順に出力します。
注意点
登録されたファイルが正しくPDFであるかのチェックは行いません。
そのため、操作を実行した段階でエラーが出力されることがあります。
これはpdftkの出すエラーなので、PDFファイルの指定が間違っていないか確認してください。
よくある間違い
3つのページを含むPDFファイルに対して、「1~4ページ」のような有り得ない数を指定した。
左パネルの1行目はPDFでなければならないが、PDFではないファイルが登録されていた。
Vistaの注意点
GUI for PDFTK は、出力ファイル名が指定されなかった場合、GUI fot PDFTK がインストールされたフォルダにoutput.pdfという名前で出力します。
しかし Windows Vista では デフォルトのインストール先(C:\Program Files以下)にユーザーが直接ファイルを書き込むことはできず、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\VirtualStore\Program Files以下に保存されます。
作成したはずのファイルが見当たらない場合は、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\VirtualStore以下を探してみてください。
詳しくは「Virtual Store」で調べてみてください。
要望など
致命的なバグを見つけた、あの画面構成はおかしい、こんな機能が欲しい、などの要望は
までお願いします。
配布条件など
一切自由です。好きに使ってください。
落ち着いたらソースも公開したいと思っています。
ただしpdftkについては向こうの配布条件に従ってください。

